翁長知事よ、アメリカなど相手にするな!
翁長知事よ、東京に行って失望しただろう。
海を深く深く掘って軍港を作るその大計画に待ったをかけようという人を無視する
相手の言うことなどはなから聞く気ない人々に失望したろう。
次はアメリカだ。アメリカのためにやってんだ。アメリカは話を聞くだろう。
おいおい聞いてないよ、誰も会ってくれないよ、ハワイとはぜんぜん違うじゃないか。
それもそのはず、アメリカの政治家は利害でしか動かないんだよ、それに日本外務省が根回ししてるよ。
翁長知事よ、アメリカなど相手にするな!!!!
ストラスブールという町を知事ならご存知かもしれません。
フランスの北東の町です。
フランスの町だけどフランスとは山脈で隔てられていて、地理的にはドイツ側、言語的にもドイツの方言を話すドイツ文化圏なんです。
しかしここに住む人々はドイツに二等国民扱いされ、第一次大戦後にドイツが敗れると独立を宣言し、しかしフランスに編入され、さらにナチスに取り戻され、解放で再びフランスの地となるという波乱の現代史をたどってきました。
ストラスブール。
この町は今、欧州統合の象徴となり、欧州議会が置かれ、欧州人権裁判所が置かれている。
ドイツとフランスの争いに翻弄されたこの地は今、平和と人権の象徴の地となっている。
沖縄を平和の地としたいという知事の声を、トーキョーは空気のごとく無視した。
美しい海を見てくださいと訴える知事の姿を、アメリカはタクワンでも見るような目で見た。
知事よ、アメリカなど相手にするな!
フランスなどの反対を受けながらイラクを攻撃してめちゃくちゃにし、まったく人々に受け入れられることなく、テロ国家を生んだのがアメリカだ。
利益のアメリカではなく、理念のヨーロッパにおいでなさい。
ストラスブールの市長(2020年までロラン・リス、社会党)に会い、ドイツの平和活動家に会って、理念に訴えれば、彼らは耳を傾けるであろう。