豚がブーブー鳴くのに近い愚行

5月革命について調べるはずが漂流しています。

憲法解釈変更を看過しつつある洗脳された私たち

集団的自衛権を容認する憲法解釈の変更については、ほとんどの新聞やラジオが慎重もしくは反対の立場をとってる。だが安倍首相による閣議決定と言う唐突な事件は日本社会にほぼ摩擦を起こすことなく通り過ぎた。

もちろんデモや集会があちこちの街頭で行われた事は事実だ。しかしその程度のことならばこれまでの教科書修正問題やイラク戦争賛成問題などで起こっていたし、世界は、車の通らない場所に人が集まった位では変わりはしない。

されば私が失望するのは、真っ当な反論を一面に掲げながら何事もなかったように経営を続けるメディアである。新聞社はなぜデモの中心に立ち、これを伝え、広げ、安倍政権の歴史的な暴行に対し抵抗しようとしないのだろうか。新聞社はなぜ、すべての活動を一時停止しこの問題について国民的な議論を巻き起こすべく働こうとしないのか。

この国は政治が許されていないからだ。もしそれが起こればその新聞社は総スカンを食い、あらゆる広告主は広告を取り下げ、発行を続けるカネがなくなる。だがそれでも我々はそれをしなければならない。我々は無償で働き、取材し、印刷し、それを配り、討論し、明日の世界を作り出す本当の仕事をしなければならない。

ア・ベ・ノ・ミ・ク・ス。

あなたの空虚な灰色の背広の動かす機械に人間の希望を託すほど、私たちは堕落している。ブル新がブル新らしさを遺憾なく発揮する横で、やはり敵は資本主義にあったということを思い出す。資本主義に洗脳された私たち。狂気の時代に。