豚がブーブー鳴くのに近い愚行

5月革命について調べるはずが漂流しています。

六四ーー自己喪失者の蜂起宣言

世界に向かって言いたいことなんてない。
言いたいことはいろいろあったが、考えてみれば、世界に比べればどうでもいいことだと思い直して、やっぱり言うのをよそうと思う。
ブログを書くことを言っているのである。

あらゆる人間には定位があるが、俺にはない。
パリに住み始めて、一年半が経った。
自分を急速に失いつつある、というのはあらゆる外国語につきものの、一時的状況であるとは思いながら、赤子のごとき孤独を味わう。

日本とおさらばして、行方をくらましているうちに、宇宙遊泳が始まった。
日本に住まなくなって既に八年が経つ。
豊穣は歴史の中に実るが、歴史の表面を周回する私には、実りがない。

透明な意識だけが、何をかせよと唱えている。
今日は天安門事件の記念日だ。パリでの集会に参加することを決意する。
スパイよ。平和な私に構うな。

行動する者は目を伏せる。