豚がブーブー鳴くのに近い愚行

5月革命について調べるはずが漂流しています。

テロに襲われたパリから

パリがテロに襲われた。

ニュースの漫画雑誌の編集室にマシンガンを持った二人の男がやってきて、漫画作家を含む10人が殺された。
これまでも脅しはあったから警官が2人警備についていて、それも殺された。
なにせマシンガンだから、銃弾の嵐で、会議中だった編集部員は全滅した。

犯人はまだ逃げている。
32歳と35歳の兄弟で、イスラム系の狂信者であるが、アラブ系のフランス人である。
メッカに巡礼して何があったか知らないが、兄弟の一人の妻は体をすっかり隠す宗教服を着るようになった。
妻の18歳の弟も攻撃に加わった。
この弟は警察署に投降した。
逃げた二人は、一人は頭を剃っていて、もう一人は顎を縁取るような髭を生やしている。
パリの郊外で車を乗り捨てたところまではわかっている。

フランス人はこの野蛮な行為に大きな嫌悪感を抱き、「シャルリー・ヘブド」の時事批判漫画の作者の運命を自分のものと受け止め、「ジュ・スュィ・シャルリー」(シャルリーは私だ)というスローガンを掲げて行進したり、店のウィンドウに貼ったり、フェースブックでシェアしたりしている。

ラジオでは、テロに反対のイスラム教徒の女性が、イスラムはそんな野蛮なことを許す宗教じゃない、私たちもシャルリーだ、土曜のデモには私も参加する、私たちにとってとても重要なことだ、と語っている。

この問題は、宗教問題でもあるし、移民問題でもあるし、国際情勢の問題でもあるし、貧困問題でもある。
そしてフランス人にとって許せないのでは、犠牲になったのがジャーナリスト、言論人だったといううことだ。
風刺画を描いているだけじゃなくて、テレビに出て発言したりしているから、みんな顔も知っている。


(人数や詳細については記憶違いがあるかもしれないが、まだ確定していない事件なので記憶のままにしておく、後で修正するかもしれない)